シドニー生活

中年研究者のお話

少し時間を空けるの大事

昨日、今月博論を提出する学生(50代〜60代のオーストラリア人女性)から長文のメール(博論提出に関する質問)が届き少しイラッとしてしまった。

メールタイトル『your advice, please!』

めちゃくちゃ長い本文の一部↓

I have spent a few hours watching YouTube and reading advice pages but can’t manage to do this. I have tested most of the formatting that I think I’ll need so I can be ready to go when I have all of the documents ready.

ネットで調べてもフォーマットの整え方がわからないと。だからいまからズームできないか?という内容。

 

チームランチへ向かう途中だったし、この日はエラーばかりで仕事進んでなかったので助ける時間なんてないとおもった。勢いに任せてメールをしてこの話をサラッと話を終わらせようとしたけど、そこはグッと耐えた(わたし偉いね)。昨夜は12時半まで働いたから時間なくてメールは返してない。

 

今朝は気分を変えて、Mちゃんの質問内容を調べて、スクリーンショットや解説つけて返信した。

did not think there was a delay! (It is only just 24 hours) But thank you for getting back to me.

忙しくて返信遅れたことを伝えたら、全然遅くないよってフォローきた。優しい。

その後3度のやり取りを繰り返し気づけば11時。今日は打合せ2本あったので、半日奪われた気分になった。

 

さっきもやり取りしてて、最終的に成功したらしい!時間割いてサポートしてよかった。勢いにまかせて冷たくあしらわなくて本当によかった。

 

彼女がすごいのは、卒業生の博論(PDF)を色々参考にしたところ、私の博論のフォーマットのクオリティーが高いと気づいたそうです笑笑。table of contents から各チャプターへジャンプできるし、ワードとパブリケーション(PDF)を合体させてもページナンバリングが完璧、ページ番号を表示する箇所としない箇所をわける(例えば各チャプターの表紙にページ番号は表示しない)、トップはローマ数字でナンバリング、ヘディングが整っている、チャプターに挿入したパブリケーション2本にもヘディングがついてると。

ようはこだわり満載だって笑笑。褒められてるのか細か過ぎてケチつけられているのか微妙だ笑笑。

Mちゃんはわたしのフォーマットに挑戦したい近づけたいそうです。2年前にMちゃんの息子が同じ大学の博士を取ったので、息子に私の博論みせて相談したら、フォーマットを整えるのは学位の審査基準とは関係ないからそんなことやる必要ないし知る必要もない、とキッパリいわれたそうです笑。Mちゃんの息子はワードをPDFにして提出しただけでフォーマットと呼べる事は特にしてないそうです。Mちゃんショックーーー!笑。きっとMちゃんの息子に細かいやつだな、と思われたよね。

だけどねMちゃんすごいのよ。年齢は高いがガッツあって真面目なの。質にもこだわりタイプでどちらかと言えば私と同じ部類にはいる(このタイプ希少です)。だからさぁ、諦めずにYouTubeみたりして頑張って調べたみたい、でもできなくて私に相談にきたわえ。こんなガッツある人だから、やっぱりね、ボスの仕事の遅さに呆れて入学半年でボスに見切りつけて距離置いた感じなのよ笑。研究はほぼ副指導教官と進めてました笑。

 

海外にいると色々な人がいるので飽きません。誰も間違ってないし、人には人それぞれの価値観があるし、それを垣間見れるのは楽しいよね。

 

ダラダラ今日も書いたけど、実はさっき一回ブログが消えて(´・Д・)」ガーンってなりました。

当たり前だけど、勢いに任せてメールの返信はしないようにこれからも耐えるぞ、そう心に誓った。面倒くさいことも一呼吸おけば、受け入れられることもある。喉まででかかった言葉『急ぎじゃないなら時間ある時に私がやろうか?』も言わなくてよかったと思う。言うのは簡単だけどわたしも忙しいのだ。数時間奪われるのは目に見えてる。それにMちゃんの成長の芽を摘むことになる。

 

疲れたーーー。

今からお風呂入って寝る。

おやすみー。

では。