シドニー生活

中年研究者のお話

猛暑につき….の続き

今週のミーティングが猛暑(39度)を理由にキャンセルとなった。今日はその話の続き。

pskusg.hatenablog.com

水曜お散歩から戻ると、学生のMちゃんが話しかけてきた。笑いを必死にこらえながら。

〇〇、大学からメールきたよ。メールみた?

何事かとおもったら......

Dear colleagues,

With the Bureau of Meteorology forecasting temperatures of up to 38 degrees across Greater Sydney tomorrow, Thursday 14 December, the University recommends staff and students work and study remotely where it is reasonably practicable, subject to a discussion with their supervisor, in line with the University’s endorsed heat plan.

 

 

猛暑につき木曜日にstay homeが発令された。

 

この日の前日、学生Mちゃんとの雑談で「猛暑を理由にミーティングキャンセル」の話をしたばかり。学生Mちゃんはスリランカ出身なので「39度は通常運転」だと爆笑(暑さへの耐性が半端なく高い)。私たちの結論は、ヘルスコンディションがある場合をのぞき、猛暑でキャンセルはありえないよねってことで意見が一致してた。

どうやら

我々が間違ってました!

ここオーストラリアでは「猛暑」は、

5名参加の3時間対面ミーティングをキャンセルの理由になるということ。ヘルスコンディションがどうとかじゃない。このミーティングはZOOMに切り替えることが出来ない対面限定の内容だからそのかりぎではないと思ったのだけど。。。

みなさま暑さ対策お忘れなく。

 

当日の木曜は本当に暑かったの。日中はエアコンのきいた部屋にいるから気づかないけれど、18時にオフィスを出たら風がぬるい。もわーっとしてた。

 

そして今日金曜夕方、元指導教官に廊下で偶然であった。軽く雑談したらとんでもないニュースが。もう驚くことしか起きない。

 

元指導教官とC先生はミーテイングキャンセルになった後、ZOOMで2人だけでミーテイングをしたそうです。元指導教官も私と同じで「なぜ猛暑だと大学へこれないんだ?」「ところでJANって誰?」とC先生に聞いたそうです。

 

JANは博士学生ではなかった。

JANは女性!

年齢75-80歳!

納得。高齢だから猛暑の中、大学へ移動するのは負担が大きすぎるもの。ちなみにJulieも70歳代くらいかなと(オーストラリアで暮らすと年齢の話題が出ることはないので推定でしかない)。

 

やっぱり決めつけは良くない。キャンセル依頼が来たときに「持病があるかも」って思ったのだけど、まさかのそれが正解。丁寧にメール返信しておいてよかった。

 

Janは1人でC先生のBプロジェクトのデータベースを一から作ったそうです。Bプロジェクトのデータベースはいまでも使用されていてこれまでに100本以上の論文が出版されてるの(すごい)。

Bプロジェクト is the most valid, reliable general practitioner (GP) dataset in Australia, with almost 1.8 million GP-patient encounter records from 1998 to 2016.

 

そして彼女はいまC先生の新しいOプロジェクト(Bプロジェクトのアップグレード版)のデータベースを一から作っているらしい。というか彼女がデータベースを作り終えた?だからJulieと私がトレーニングを近々うけることになっている。

 

ねぇ、80歳の女性プログラマー。

 

素敵すぎてやばしら~

 

この年代でエンジニアってことは・・・

紙に書いたりタイピングでコード書いてたようなパソコン初期の時代からやってたってことですか?カッコ良すぎてやばしら〜

 

調子にのってJANはどの言語を使ってデータベースを作っているのかも聞いたら、

「しらん」の一言で会話終了。1人テンションが上がってしまい恥ずかしい、、、

この時代からのやってる人は何種類か使えるよね。

知らんけどw

 

 

Janに尊敬しかない。

そして来週のミーティングが怖い。。。ど素人に毛が生えた程度のスキルで私にお手伝いできることがあるのだろうか。。。

 

そして雑談の最後に指導教官が小声でこう言った。

「C先生が○○(私)を次のプロジェクトで通しでデータベースのマネージメントをお願いするかもしれないといってきた」

 

突然の

Job Opportunity 復活!!

昨日サンタさんにオーストラリアで就活するためのPRをお願いしたら、

まさかJob Opportunityをもってきた。

C先生のOプロジェクトでは6人を雇用する予定。最新情報だと6名中、統計解析1名アポイントは完了しているみたい。

残り5人は未定(どんなポジションがあるかは私もよくわかってない)。

私の知る限りだと4職種のデータをカルテから抽出して、データベースをつくる。以前の話だと、私は4職種中の1職種に関するデータマネージメントを2026年~2027年の期間でアポイントされかけた。この話は一周回って、4職種のデータベースマネージメント私1人で通し4年でいま検討してるらしい。

 

元指導教官が3回ほど「向こうから突然いってきた」「こちらからは何もこの話を持ち出してないのに」と驚いてた(←なぜ驚く?笑)

 

おちつけ!

おちつけ!

おちつけ!

 

こういう事、博士時代にも何度も経験済み。

プロジェクト立ち上げのために企業と会議・準備をしまくって最終的に流れるとか。グラント取れたらねっと言ってグラント取れたためしがないとか。サインするその日までわからないぞ。何度がっかりしたことか。

 

あのふざけた元指導教官ですらどうなるかわかないといってたし。そもそもC先生とは対面では1回しか話したことないの。どうなる私。ローカルの候補者が色々いても、このタイミングで契約がない人を探すのって実は難しい。チャンスはゼロではない。

 

チャンスが来たらつかむけど、いまはこれをあてにしないようにする。目の前の仕事を全力でやるのが一番の近道ですから。

 

では。