シドニー生活

中年研究者のお話

オフィスお引越し(前編)

2か月前に引越しました(ずいぶん昔の話)。オフィスの移動はこれが2回目。

 

1回目のお引越しを振り返ると、引越しの通達は2021年2月、引越しが完了したのが2021年4月末。通達から引越し完了するまでに約3か月かかっていました。いま過去のブログを読み返すと自分がメンタル崩壊寸前だ。読み返したら非常につらくなってきたので読むのやめた泣。

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読み返して改めて思ったことは、どの国にもステータス・タイトルが好きな人がいて、でも自分は彼らとは違うタイプだということです。スタイルが違うので彼らと波風を立てずに共存する方法は、彼らと一定の距離を保つこと。どこにも属さずプロフェッショナルな対応を撮り続けること。前回の争いは初めて海外で巻き込まれたケースで、しかも外国人博士学生とローカルスタッフという構図だったのことで防ぐことができず。負う必要のない傷を負ってしまった私です。はっきり言っていまでもトラウマ。彼らと廊下ですれ違う際に「Hi how are you?」っていまでも挨拶はするけど、できる限り彼らと話す機会を減らしています(←弱虫な私)。相手には相手の言い分があることを理解しています(だってあの時のスーパーバイザーの対応に悪い点がいくつもあったのは私からみても明らかなので)。もうこれ以上何にも巻き込まれたくないので、次のプロジェクトが終わったらこのスクールを離れたいなとひそかに思っている(←最後に謎の上から目線でました(笑)。外国人の私には仕事を選ぶ権利はないのにね(笑))。

余談だけど、前回の移動でストレスの矛先を立場の弱い留学生へ向けたあのボス猿ですが、私の同期のLちゃん(ローカルの博士学生)の研究トピックを盗もうとした。Lちゃんとその共著者の論文をすべて無視して(引用なしに)、大口の研究助成にアプライしようと試みた。なぜ私がこれを知っているかと言うと、、、大口の研究助成にアプライする前に学内でインターナルレビューを受ける必要がある。そのインターナルレビューのレビュアーがLちゃんの研究と共著者を知っていたことで発覚。あー、こんな話を聞くのもいやだね!

 

話がそれたけど、今回のお引越しは2回目。プロセスを振り返ると、2022年8月に通達、2022年10月に新オフィスのカギを受取って、2022年12月にお引越し。約4か月かかりました!

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鍵受取りからお引越しまでに2か月もかかった理由は、エアコンの修理のだめ。エアコンの修理が終わったのは私の卒業式の1週間前でした。

 

引越しのタイミングは私が決めてよいと言われたので、卒業式の日に引越しをすると伝えた。だって午前に卒業式に参加し、その日は午後から仕事する気にはなれないなと思ったので。

 

 

だけど、この国はなんだって普通のことが普通ではないのだ。たかが引越しされど引越し、相変わらず振り回されて無駄なエネルギーを使うことになる。

引越し前日、ボスから突然テキストが届いた。

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意味不明‼

引越しのタイミングはいつでも良いと言っておきながら、私の引越し日はこの日の翌日と知っていながら(ボスと直前にお引越しについて雑談したので私の引越日を忘れているなんてことはまずありえない)、なぜ今すぐに私は引越しをしなければならないのか怒。

 

ボス自身が以前オフィスの移動する際、通達を受けて鍵も受取りが終わっているにも関わらず、引越し開始するまでに1か月近くかけ(相手を困らせたくてわざとゆっくり笑)、移動開始ら移動完了にも1か月以上かけていた(本を1日2冊づつ引越しさせていた笑)。

私なら自分を棚に上げて「いま引越ししてくれ」なんてこと口が裂けてもいえない。ましてや、翌日引越しする相手に対して。一瞬殺意がわいた(笑)。

30秒後には気持ちを切り替え、オッケーの返事を送った。理由がなんであれ、こんなことでイライラしたり争っても意味がない。そんなことに自分の時間を奪われるのはたまらんぜよ。

 

テキストを送り終えると同時に私は新しいキーを握りしめ、デスクのキャビネットを担いで、2つとなりの部屋(新オフィス)へ向かった。時間にしてテキストから3分後に私は最初の荷物を運び終えていた。テキストから15分後にはパソコン以外の荷物をすべて運び終えた私。なんて仕事が早いんだ!(自画自賛)。

 

自分でも思うけど、

めちゃくちゃYESマン(笑)。

 

20代頃の自分なら、きっと相手の理不尽な言動にイライラしていたと思う。40代になると、どうでもよいことにはYESマンとなって、ささささ~と終わらせたい気持ちが勝のだ。

 

ボスには申し訳ないがパソコンだけは予定通り翌日に移動させることに決めた。そもそも私が引越しを卒業式の日に決めた理由は、パソコンの引越しに時間がかかるため。いくらボスのわがままお願いでもこの日にパソコンの引越しをするとなると、私の業務に支障がでてしまう。

私は大学でモニターアームを使用しているので設置に最低1時間はかかる。設置に時間がかかる理由は、大学のデスクはくの字型かつ隣の机と接しているので、デスクの背面へのアクセスが制限されている。だから、アームをデスクにグロメット式で設置することはできても、アームにモニターを取り付けるのが困難なのだ。

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しかも今回の引越しでは、モニターアームの設置方法をグロメット式からクランプ式へ変更する必要もある。パソコンのお引越しは1時間では終わるはずもなく、なんなら2時間コースになりそうな予感がしたから・・・。

 

と言うことで私は予定日を1日前倒しで突然オフィスを去った。そして前オフィスの記念写真を撮るのを忘れてしまった。思い出の写真がないのが地味に悲しいのです。

 

引越しを終えた後、空っぽのデスクで仕事を再開。

この日の午後、ボスから1日前倒しで引越しをお願いした理由を聞かされた。

ボス『今朝、廊下から声が聞こえたんだ。DEANが誰かに隣の部屋(我々が引っ越す予定の部屋)を紹介しているようだった(←被害妄想)。DEANの話し相手が誰なのかわからないけれど、知らない人が今日隣へ越したら来たら困るので(←被害妄想)、1日でも早く隣の部屋に引っ越して我々のオフィスであるという既成事実を作る必要があった(←傲慢)。』

私「・・・。」

 

数秒経過すると、

はぁ!?

こんなくだらない理由で引越しを前倒ししたのね私。。。ってなる(笑)。

 

そもそも新しいオフィスは7人部屋で、5人がすでにカギを受け取りを終えています(=登録済み)。だから知らない人がこの日突然この部屋へ引っ越すことなんて起こりえない。だけどボスはようやく手にした城(広いオフィスを手に入れることが偉いと思っている・・・)を奪われるのではと不安になって私に引越しの前倒しをお願いをしたのだ。。。

いろいろ思うところはある。こんなことでストレス感じるのは時間の無駄なのでこの話は聞かなかったことにした(笑)。

今回の引越しの件で言えることは、ボスがオフィスを乗っ取られる気がして不安になったのはほんの数分だけで済んだという事実。だって優秀な部下(私)が数分で動いたからさ(笑)。私ってめちゃくちゃいいやつに思えてきた(笑)。もうこれは自画自賛してもいいよね?

 

長くなったので次へ続く。次はオフィスの紹介です(愚痴は含まれておりません)

では。